小型プレス機　挟まれ防止（安全装置）新設　完了　

神奈川県のお客様。

 

 

 

前回の続きです。

 

 

依頼をお受けした機械。

 

最高圧力70Ｍｐａ。

厚物材料などを形成する小型プレス機です。

 

 

 

 

改造前、機械右側に有ったメカ式の油圧ハンドバルブを

電気式のレバースイッチに交換。

 

 

 

 

何もなかった機械左側にも押しボタンスイッチとキースイッチを新設。

 

 

 

改造後の運転方法

 

①電源スイッチを押し、ポンプを起動。

 

 

②材料をセット。

 

 

③左にある押しボタンスイッチを左手で押す。

 

 

④左手でボタンを押した状態で右の操作レバーを下げる。

（シリンダーが下降します）

 

 

⑤加圧後右の操作レバーを上げる。

（シリンダーが上昇します）

 

 

 

【材料の位置微調整する場合】

 

 

〇右手をレバースイッチから離した状態だとシリンダーは下がりません。

 

〇左手を押しボタンスイッチから離した状態だとレバースイッチを下げてもシリンダーは下がりません。

※上昇側は押しボタンスイッチを押していない状態でも操作レバーだけでシリンダーを上昇させることができます。

（左手で材料をサポートすることができます。）

 

 

 

 

 

《　改造後の機構の大きな違い　》

 

 

改造前・・・・切替バルブだけで操作が可能。（片手操作）

 

改造後・・・・両手にてスイッチを操作して下降および加圧。

　　　　　　　片手操作での加圧は不可。（両手操作）

 

 

 

この他にも細かい所も改造しています・・・（機械保護など）

 

 

 

この改造により、もし材料の位置を直そうと空いている手をシリンダー下部に入れても

片方のスイッチではシリンダーは下がらないので手などが挟まる危険が無くなり安全な機械になりました。

 

 

 

 

事故が起きてからでは遅いので、早めの事前対策を・・・。

 

 

 

 

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