油圧ポンプ　軸修正　カップリング改修

神奈川県のお客様。

 

 

 

油圧プレス機の機上にあるポンプの軸が摩耗してしまい

付いているカップリングが回転時に暴れてしまうのでどうにかしたいとご相談を頂きました。

 

 

 

 

 

〇機上よりポンプを下しカップリングを外した状態です。

 

ポンプ軸とカップリングの間にかなりの隙間が有ったせいか、

分離する前から手で揺するだけ目に見えるくらいガタガタでした。

 

 

 

〇ポンプ軸の状態

 

回り止めのキーは痩せてしまい

溝はダレてしまって一方行に広がてしまっています。

軸径は多い所で直径で２ｍｍ程痩せてしまい、しかも偏芯していました。

 

 

 

〇修正後のポンプ軸

 

方法などは詳しく載せられないので結果まで。

キー溝を無くし、元々の軸径に。

公差では-0.02～0.04に仕上げました。

 

 

 

〇カップリングを組付

 

元々付いていたカップリングの方もかなり摩耗が激しかったので新しく製作しました。

と言ってもポンプの軸にはキー溝が無いので、（意図的にです）

構造も変更してキーによる固定より遥かに強度の高い物にしました。

 

 

 

カップリング組付け後での振れも0.02位内になり

改修前の振動や音（大）も無くなりました。

 

 

メーカーで違う型のポンプで同じ状態の物をオーバーホールを以前にした時に掛った費用に比べ。　→　半値以下

実際の工事の為に機械を停止した日数　→　前準備を含め稼働日以外で行った為　０日

 

 

いくらオーバーホールが出来るとは言え、

その間（１・２か月？）機械を止めておくのは勿体ないですから。

 

 

 

 

完全に壊れてしまう前なら生産に支障が少ない良い方法があるはずなので先ずはご相談くださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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