部品の解らない油漏れをしているシリンダーその後・・・

 

神奈川県横浜市のお客様の機械。

 

 

 

油圧シリンダーからの油漏れ対策の件で

以前、シリンダーを分解をし選定した部品が全て揃った為、交換に伺いました。

 

 

 

 

（部品調査前のシリンダー外観）

 

ロッド（収縮する中央のシャフト）の所に

ワイパー（ダストシール）というパッキンが有るはずなのですが劣化して砕けていました。

 

※ダストシールが無いまま使用すると

ロッドの隙間に侵入した鉄粉などがロッドを傷つけてしまい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　最悪ロッド交換なんて事も・・

 

 

 

（分解調査時時1）

 

分かりにくいのですが、上部ネジ（蓋）を外した状態です。

 

分解時、上部ネジ（蓋）だけを外そうとしたつもりが、

あろう事かピストンを残してロッドまで一緒に抜けてきました。

 

しかも、何故かロッドとピストンの連結部に有るはずのOリングもどこかへ・・

 

 

 

（分解調査時2）

 

シリンダー内部にピストンがぽつんと置き去りに・・・

 

※この状態で知らずに使用していると外れたピストンとロッドがぶつかり合い

　連結部のネジが破損してしまいます。

 

とまぁ、ここまでが調査時の画像です。

 

 

 

（部品交換、分解時）ここから本日の画像です。

 

 

 

（上部ネジ）

 

緑色のパッキンの手前にある溝が

最初の画像でのダストシールが入っていた所です。

 

 

 

（部品交換後）

 

各パーツを清掃（傷やバリなども修正します）しパッキン及びOリングを交換。

 

今回無くなっていたOリングも取付け、材質も合ったものに変更して組付けました。

 

 

 

 

油漏れ対策との事でオーバーホールしたシリンダーでしたが、

分解したお陰で様々な異常を発見する事ができました。

 

 

 

何か少しでも異常に感じたら早めに相談してくださいね。

 

 

 

 

 

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