油圧プレス　ロッドパッキン　改造（構造変更）

曲がり修正用、油圧プレスにて。

 

 

ロッド部より油漏れが発生し取り外した時のロッドパッキンです。

 

写真の様にＶ型のパッキン（Ｖパッキン）が取り付けられていたのですが、

作動領域を超えた位置で圧をかけてしまった為パッキンを押えているフランジが変形し

その奥にあるＶパッキンのメス側アダプター（鋳物製）が割れていました。

 

 

本来ならば割れたアダプターや変形したフランジを元の形状で製作し新しいＶパッキンを取り付ければ良いのですが

 

○割れたアダプター（メス側）を製作するのが困難

○アダプター（メス側）自体の強度が低い為また割れる危険性がある

○ロッドに鉄粉やゴミなどが付着しロッドを傷つけるのを防ぐ為のダストシールが無い

 

などの理由により構造を変更しました。

 

 

ピストンパッキンも混ざってしまっていますが、

新規に設計し製作したロッドメタル（左上）と

押えフランジ（右）です。

 

 

ロッドメタル外側にはＯリング。

内側にはパッキンとバックアップリング。

メタル押え内側にはダストシールを取付け可能にし

良く使用されているパッキンに変更した事により次の交換時にも入手しやすくコストも抑えられるようにしました。

 

 

また、メタル押えのフランジ部も元の物と比べ５ミリ程厚くし強度を上げました。

 

 

 

 

 

 

御打ち合わせを何度かさせて頂いてからのお見積りとなります。

 

見た事が無かったり、入手出来ないパッキンであったり、

寸法がインチサイズであったりなど。

 

出来る限りの事はさせて頂きます。

 

 

諦めてしまう前に是非一度ご相談ください。

 

 

 

 

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